ホンダ、スーパーカブにリコール発生
まともにホンダを取り上げたのはこれが最初のような気がしますが、いきなりリコールネタっていう。
前輪ブレーキにおいて、ケーブルエンドへのインナーワイヤー鋳込み位置が不適切なため、坂道などの駐停車時に使用するパーキングレバーの操作を繰返し行うと、ケーブルエンドが破損し、前輪ブレーキが利かなくなるおそれがあります。
とのこと。
このパーキングレバーって今回のモデルから追加された機構なので、あまり使ってる人もいないような気がしないでもないですし、そもそもカブってフロントよりもリアブレーキを使うことの方が多いと思うんですが、それでもブレーキのワイヤー切れってかなりヤバい欠陥なんじゃないでしょうか。
そうでなくてもこのモデルから中国生産に切り替えたことでカブファンの間ではその耐久性に疑問の声が上がっていただけに、それを裏付けるカタチになっちゃいましたねぇ。
「ほーら、言わんこっちゃない!」みたいな。
こんなワイヤーに負荷かけるような構造&中国生産ってもう『不具合出して下さい』って言ってるようなものだと思うんですが、今やコストメリットもなくなりつつあるし、パクられまくってるにも関わらず中国生産を続けるのはあの巨大な市場が口を開けて待ってるからに他ならない訳で。
国内へ輸入することが目的なんじゃなくて、完全に中国市場をターゲットにしてるんですね。国内分はあくまで中国のおまけ。
とにかく国内と比べて桁が2つ3つ、へたすりゃ4つ違う市場なんですからそこをみすみす捨てるなんてことはできないでしょう。
ホンダの象徴、CBだって中国メインって言って良いくらいですもんねぇ。
とりあえず品質と耐久性(と燃費)っていう、イニシャルよりはランニングコスト重視のカブなんだから、少々高くても国内生産でやって欲しいと願うばかりです。