バイクな旅路
オースナックの旅 その7 福原酒店
三次インターを出てK470を西へ行き、R54を南下。道なりに進んで川を渡ったらすぐ右手にその店はあります。
隣の駐車スペースらしきところの端っこにたこ焼きだのラーメンだのを売ってる小さな店が。
ま、普通はそっち行きますわな。
そして筐体には消費増税による値上げと思わせる説明文が貼り付けてありました。これが目的で来てるのにそんなもん読んで「じゃあやめよう」ってなるはずもないので読みません(笑)
1000円でも買います。
「天ぷらうどん」をチョイス。
実はわたし甲殻類アレルギー。エビカニイカタコがだめです。
でもこういうところでは気にしてません。少々なら大丈夫ですし、そもそも入ってませんから(笑)この衣についてる赤いモノは着色料?みたいな。
お金を入れてしばし待つ。
取り出し口には前のお客さんが取り出す時に引っかかって落ちたと思われる麺が・・・
通常こういうの見るとテンションだだ下がりなんですが、目的の前には「こんなもん関係プーだ!」とばかりにサッとつまみ出します(笑)
んで、完成して自分のを取り出そうとするとやっぱ麺が引っかかって2、3本落ちてしまう。
ちょっと量が多いのかも。
自販機横には食べるためのちょっとした小屋がありまして、小さなテーブルとイスがあります。日よけにはなりますが、夏暑く冬寒そう。
でもね、実はこの雰囲気こそがオートスナックの醍醐味なんですよね。
麺の下に隠されている小さなカマボコ2切れと店主の心遣いを感じるとろろ昆布に感謝しつついただきました。
直射日光やら外気に晒されまくりの筐体なので、どこまで持つのかちょっと心配だけどこの周辺には無いだけに長持ちして欲しいところです。
ワニ
広島県北部で「ワニ」と言えばサメのことだというのは「美味しんぼ」の極々初期にエピソードとして描かれてますので、そこそこ有名と思われ。
鼻血で話題になった先日のやつ、エピソード最終回を先日中華料理屋で読んだんですが、論点のすり替えが見事で「さすがだ」と唸っています。
そもそもワニ=サメってのは中国から「鰐」って漢字は輸入したけど当時の日本に鰐がいなかったので一番イメージに近いサメが「鰐」なんだろうってことでサメのことを「ワニ」と呼ぶようになったのが定説みたいだけど、日本人ってそこまでバカでは無いと思います。
店内で注文して隣にあるスペースでいただきます。
バーガーと合うかな?って思って缶コーヒーもついでに購入。
これが「ワニバーガー」
サメの肉をつくね状にして照り焼きソースで焼いたものにキャベツの千切りを乗せ、フレンチソースをあしらってます。
バンズは温めただけじゃなくて半分に切ったものを焼いてるので香ばしくて良いです。
普通に照り焼きバーガーとしてはマックなど及びも付かないくらいに美味なんだけど、つくね状にされて照り焼きソースに絡ませられると「ワニ」としての味はよくわかんないなーってのが感想。
たぶんわたし1人だったからだと思うんだけど、おばさんが酢の物を出してくれました。
おそらく風味がキツイだろう「ワニ」を酢の物にするのは理に叶ってるのかも。
食感はコリコリグニグニ。
ノートがあって何か書いてってってことなので、ブーバイク宣伝しておきました。
ライダーも来るでしょうから、そこから繋がりができると良いなぁ。
オートスナックの旅 その6 コインスナックふじ
香川から帰った翌日、方向は真逆になる日本海側へと向かいました。
目指すは兵庫県香美町。兵庫県に残存するオートスナックはここと神戸のみ。近場(でもないけど)のこちらから攻め上ります。
国道482号線を東進するという選択肢もあったんですが、googleマップを見てもツーリングマップルを見ても道がミョーにグネってる上に途中にダムがあって、どうもわたしが好きじゃないのに向かってしまうっぽいニホヒがプンプン漂ってる(笑)
ここは無難に国道53号線を北上、鳥取道でショートカットして国道9号線へ入るっていう無難な選択肢となりました。
9号線を走ってると突如鳥取道みたいな無料区間的な自動車道が出現。たぶんこれがバイパスなんだろうと思いつつ、9号線への分岐もあったんでそっちへ入ってトロトロ走ると十数キロ走ったところでさっきのバイパスと合流しました。うぎゃ。
そこからグネグネ曲がってましたけどずっと1本道が続いてて、距離は遠かったけど全く問題無く「コインスナックふじ」に到着。
なんと先客がいます。先客万来(チガウ)
それも自販機の真ん前のテーブルにドカっと座ってスマホに夢中。自販機撮れねぇ(´・ω・`)
それでもめげずにコソコソ撮影(笑)
このなんともいえないしなびた感じと、食料と飲み物があるってことで子ども達が秘密基地にしそうな雰囲気満点。
例によって麺の下にネギとか小さいあぶらあげとカマボコが隠されています。
いつも思うんですが、あぶらあげは小さく切りゃいくらでも小さくできますけど、この小さいカマボコって一体どこで売ってるんでしょう?
ただ味の方はなかなかどうして良い感じ。
「じゃあ昼食はここで」ってするのは厳しいものがあるかもですけど、小腹を満たすには十分すぎな出来映え。
お通りの際はぜひ。
うどんを食らふ
事の顛末はPODCASTでお話するつもりなので、サクっと行った店なんかを。
まず最初に向かったのは「かまたまうどん」で有名な「山越」
駐車場はなかなかの埋まり具合だったんですが、回転が速いので入店即注文即完成、みたいな感じ。
サイドメニューのさつまあげが非常に美味しそうで猛烈に心惹かれたんですが、この後のことを考えてグッと我慢。辛かった(笑)
何がどうって訳でも無いうどんなんだけど、やっぱりできたては美味い!ですね。
そしてこの後、本日最大のアクシデンツが・・・(詳しくはPODCASTにて)
実はこの時点で1時間押しくらいなんで、続いて向かったのは「谷川米穀店」
ここは今まで何度も訪れてるんですけど、いつも土曜だったのもあって毎回売り切れてて一度も食べたことがなくてどうしてもここへは行きたかったのであります。
いただいたのは「しょうゆうどん」写りが悪くてサーセン
通はここに酢をちょい垂らしするらしいんですが、そんな勇気はないので普通にしょうゆでいただきました。
ここもおかわりしたかったんだけど、その後を考えて我慢。
とりあえず遠かった(笑)
そして次は「宮武」
わたしが一番好きなところ。
実は「宮武」の本家は店を閉めてて、ここはそこのお弟子さんが師匠の許可をもらって「宮武」の名前を継いだお店。
そういうのもあって一抹の不安を感じつつ注文したのはもちろん「ひやあつ」!
独特の麺のねじれ具合やダシの味、そして上に乗ってるネギの佇まいまでかつての「宮武」と同じで超感動。
もちろん味も同じ。
やっぱわたしはここが一番好きです。
もうそろそろ腹具合がヤバい上に時間が予定から大幅に狂ってることもあって、ほんとは「はまんど」でラーメンを食べたかったんですが、そっちは断念して「小縣屋」へ。
ここでほぼほぼギブなんですが、最後にどうしても行きたかったのが「おやひな」で有名な「一鶴」
他にも候補として「長田うどん」と「うぶしな」を考えていたんですが、なんかすっかりわたしも食べられなくなってて残念。
おかしいな、ウエイトは上がり続けてるのになぁ。
オートスナックの旅 その5 コインレストラン コウラン
オイル交換の際、ショップの方々にアドバイスもらって決めた行き先は島根県松江市。
国道181号線を北上し、そのまま国道9号線を西へ西へと進むコースです。
その先にもはや全国的にも絶滅寸前と言われているラーメンの自販機を擁する「コウラン」があります。
国道181号線は米子道ができるまで岡山から米子方面へ向かう定番コース。
かつてはドライブ客で賑わっていたんだろうなぁっていう施設の名残もチラホラです。
途中、「そりゃ事故するわ」っていうとんでもないトンネルがあるんですがそれは追々YOUTUBEへ上げますのでそちらを参照いただくとしまして、土曜のお昼前という気持ちいい時間帯にも関わらず交通量ほぼゼロ(笑)
ドライバーにもライダーにも人気の「蒜山」へ向かう方々は米子道か下を走るのにしても国道313号線を走るようです。
ただ快適なのは良いんですけど、なーんにもなくて退屈。。。
途中食べログで見かけた食べ物屋でカツ丼とうどんセットを食べるも、このレベルならわたしの方が旨いの作れるぞなんて思ったり、”SECOND”じゃなくて”SEKANDO”という店を見かけて嬉しくなったりしつつ9号線へ合流。
確か松江の手前じゃなかったかな?なんて9号線をひた走るんですが、一向にそれらしきものがなく。退屈さも極限に達した頃ようやく到着。
手前じゃなくて松江の向こうでした。
うどんはスルー
ネギやチャーシューは麺の下に隠れています。メンマは入ってません。
ただどうやらわたしのラーメンはハズレだったようでチャーシューは小さいの1切れ(泣)
なんでもアタリには6枚くらい入ってるんだとか。
このカレー自販機、どうやら日本で現存する最後の1台らしい。おまけになんとその名をVFR800と言うんだとか。
んー、無理してカレーも食っておくべきだったか!
でもまぁまた来るし(笑)