二輪車関連団体、市場拡大へ反転攻勢
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140516-00000008-fsi-bus_all
日本自動車工業会や全国オートバイ協同組合連合会など二輪車関連8団体は16日、バイク市場の活性化策「二輪車産業政策ロードマップ」を発表した。若者や女性向けに情報発信を強めるほか、与野党へのロビー活動を強化し免許制度の簡素化などを進める。国内市場は若者のバイク離れで長らく低迷が続いているが、新興国で生産された低価格モデルの国内販売は好調で需要が底を打った感があり、業界ではこの機会に反転攻勢に出たい構え。
Sankei.bizからのニュースってことでリンク先を辿ってったらまたyahooニュースに戻ってくるっていう。
気の早い人はマッチポンプだって騒ぎ出しますよ(笑)
対策内容を見たけどどうも弱いなぁと思わざるを得ず、これで「具体的な施策」なんて言われては期待できそうにないなぁというところでしょうか。小型免許が簡単に取れて増えるのはおばちゃんスクーターだけじゃない?的な。
まぁ1つの会社内だって意見をまとめるのは大変な訳ですから、複数の業界団体をまとめあげるとなると玉虫色になるのも致し方ないところなんでしょう。
一時ガソリン価格が急騰した頃ちょっとだけバイクへの回帰、みたいなものがあったように思うんですが、結局普及したのはハイブリッドカーだった訳で、実際ハイブリッドカー相手では燃費も航続距離も快適性も武器にはならない現状ではそれ以外のアピールポイントを打ち出していかないとどうにもならないっていうか。
道路関係にしても車はどんどん増えてるし自転車への規制も強まってる中で、バイクだけが優遇されるなんて選択肢があるはずもなく、
「うるさい」「危険」といった教育現場などでの負のイメージはバイク離れの原因の一つ。業界では不正改造の撲滅やライダーのマナー向上を併せて行いバイクの「復権」を図る。
うるさかろうが危険だろうが教師にダメ出しされようがバイクに乗りたかったのがバブル世代以前の人間たちなんですけど、そこには間違いなくバイクそのものだったりバイクを所有すること、バイクに乗るという文化そのものに対する揺るぎない憧れというものがあった訳です。
先日のアメトーークでケンコバさんが言ってた、近所に住んでた親から「あの人に近寄るな」と言われるようなおにーさん、男子学生特有のあのニオイ(笑)と共に思いだしたオッサンは多かったんじゃないかと思います。
ちょっとキケンな匂いへの憧れ、わたしは自他共に認めるヘタレですがそんな奴だってそういう世界に憧れてたんですね。
そこと比較して最近のバイク離れを「草食」なんていうワードで括るのは非常に安易な気がしますが、文化の多様化とかコミュニケーション手段の選択肢増加、みたいなものはあるんでしょうねぇ。
さぼてん的には「山から山へ」だったかつてと違って、「山から町へ」みたいになってる最近とみに感じるのはとにかく駐めるところがないってことに尽きると言いますか。
かなり真面目な話、駅とか店の前へ横付け、みたいなことができれば便利さアピールできると思うんだけどなー。
自転車の規制が強まってる現状では難しいところなんでしょうけどね。